空間の魔術師 有吉弘行 〜彼こそ真のメンタリスト?〜
テレビのバラエティの引っ張りだこ、有吉弘行。
ゴールデンタイムには各週の冠番組があり、
深夜に入りかけた時間帯にも有吉の番組が流れる。
いったい彼はいつ寝ているんだろうと疑問に思うほど、テレビにおける人気はとどまることを知りません。
なぜ彼がこれほどまでに人気なのだろうか?
単純に、「話が面白いから」「キャラを作るのがうまいから」
という至極当然な分析をしたところで、私たちに役に立てる情報は入ってこないし、真似しようと思っても当然できるはずもない。
というわけで、今回はどういった点が彼がすごいのかを分析した上で、彼から学べる「空気を創るメンタリズム」に迫ります。
スタジオの交差点を結ぶバランスのパイオニア
彼はもともと猿岩石出身で、「電波少年」が圧倒的人気を誇るなど、昔の有吉は「アイドル的なポジション」でした。
今では彼の毒舌キャラを生かし、ひな壇芸人では「世間の本音の代弁者」と称されるほどの鋭利なツッコミを与えつつ、
MCでは毒舌と笑いのバランスを考慮しながら、出演者と視聴者に不快感を与えずバラエティを楽しめるような空地を醸し出しています。
スタジオの雰囲気を見ていると、
有吉というブラックホールにスタジオが吸い込まれるような感覚。
スタジオ内で発言する出演者たちを見事なまでに美味しくし、その会話の交差点に存在しているのが有吉です。
なので、どんな話をしていても交差点を通るときに有吉がいるので、全ての会話の中心が自ずと彼になっているのです。
これは普通の人が使用としても真似できない彼の持つ才能だと思います。
最初に優しく場を和ませ始めたと思いきや、
ひな壇にいる若手芸人に絶妙なタイミングでボケ(またはツッコミ)のフィールドを提供して適材適所にスタジオの笑いを重ねていく。
気づいたときにはスタジオ内にはキレイな笑いの流れが施されているんです。
ここまでのバランサーを体現している芸人は芸能界と言えどそう多くはないでしょう。
嫌味の無い”へりくだり精神”が生み出す本音の破壊力
有吉が発する言葉というのは、何かと納得してしまうことが多いです。
しっかり聞いてみると道徳的に誤ったことはほとんど発してはおらず、それでもって確実に笑いに持っていく。
悪いことを言っているように見せてもそれを共感と笑いの絶妙コラージュで加工してしまうから、不思議と嫌悪感を抱かせることもありません。
そこが彼の才能です。
彼の書籍か雑誌で言っていた有吉の言葉にこのようなものがあります。
「自分なんて大した人間じゃないってことを早くから自覚したほうがいい。」
過度に期待せず、必要以上に自他ともに求めない。
そういったマインドが彼の生き方をより豊かなものにしていきました。
つまり、自分自身がまず下手なプライドを捨てて徹底的にへりくだることで心身に無理な力が入らないような基盤を固めていることができるんです。
言葉で言うのは簡単ですが、誰しも持っているプライドをここまでうまくコントロールするということは、並外れた精神力と洞察力がなければ成し得ないことです。
純粋なへりくだりが、破壊級の本音を生み出しています。
空間を読み、空気を創るメンタリスト
メンタリストといえば、最近YouTubeで動画を更新しているDaiGoさんが有名ですが、有吉はそう言った心理学を主軸とした意味ではありません。
彼は、スタジオ内の立ち位置や全体の状況を「俯瞰」する力に長けており、
その俯瞰能力が彼の独特な「空間」を生み出しているんです。
流れとしては、
出演者全員を俯瞰し、会話の交差点を見つける
↓
・世間のイメージを一言でズバッと言える。
・いじられた芸人は確実においしくなる。
↓
世間のメンタリストの役目を果たす
このような感じです。
その上に自身の「へりくだり精神」をセットで持ち合わせてくるものだから、他の出演者からするととても進行がやりやすいと感じることでしょう。
物事を「俯瞰する」という力は社会においても日常生活でもとても大切です。
しかし彼のような「空気を生み出す」というレベルまで到達するのは正直圧巻の一言です。
それを自然とやってのけてしまうのがすごいです。
今も人気の衰えない有吉弘行。
芸人という枠組みを超えて、声優やMCなど幅広い活躍を見せています。
芸能人の全体を見た上で最善の言葉を投げつける力のある人たちは流石だと感じました。
そんな有吉自身も一度は出演が激減し、ホームレス生活を強いいられる時代もありました。
そう言った彼の下積み時代・絶望の経験があったからこそ、今ではここまでのし上がることができたのだと確信しています。
経験と努力に勝る才能なし。
彼の今の活躍のプロセスに尊敬の念を抱きつつ、自分が切り開ける道を模索する人生を、僕は選び続けます。
「Giverになることが大事」と謳う人ほど三流なのはなぜ?
Give & Take。
与える人と与えられる人というこの言葉は今の時代どこでも聞くようになってきました。
Giver(与える人)とTaker(与えられる人)の2つに分類でき、ほとんどの人がこれのどちらかに当てはまります。
TwitterやYouTubeが盛んになってきて、多くの人が、
「Giver(与える側の人間)になれ!」
という言葉をよく耳にしますよね。
確かに情報を提供するインフルエンサーは、情報をもらうだけの受動的な人よりも価値を与えているように感じます。
しかしGiverの考え方を間違えてしまうと、Takerよりも価値のない、無駄足にすぎないことにもなり得るんです。
そんなGiverにはなりたくないですよね。
今回は本当の意味でのGiverになるために必要なことについてまとめました。
損するGiver(Bottom Giver)と得するGiver(Top Giver)
基本的にGiverとは「与える人」ですから、仮に物やお金でなくとも、友達などに相談に乗ってもらった時のアドバイスや情報なども一種のGiverです。
しかしその中でも、
「損するGiver=Bottom Giver」
「得するGiver=Top Giver」
の二つに分類することができます。
主な違いは何かというと、
そのGiveに自分に帰ってくるリターンポイントをきちんと設計しているか否かです。
相手のためになる助けをして価値提供ができたと同時に自分もリターンとして利益につながる、言わばWin-Winの関係を作れる人はTop Giverです。
調べてみてわかったのは、意外なことにもBottom Giverに関してはTakerよりも下の位置に属しているのです。
「あれだけ重要な情報を提供したのに、、、」
と言った経験をする人も多いかと思いますが、
その人たちは自分に帰ってくるリターンを考えずにただGiveをしまくっているケースが非常に高いです。
ただ「いい人」という枠組みから超えられず、
自己犠牲の精神で一方的に与え続けている人たちをBottom Giverと言います。
悲しく見えますが、この立ち位置にいる人たちは実は非常に多いんです。
性格が真面目で気配りが良い人たちが陥りやすい領域でもあります。
TakerがどうしてBottom Giverより位置が高いのか
Takerは基本的に与えられたものを奪う、あるいは貰う立場です。
一見すると自分にリターンがなくてもGiverであり続ける方が立場は上のような感覚がしますよね。
しかしTakerの人たちは効率よく情報を手に入れようとする力があります。
だから自己犠牲で全責任を負担するBottom Giverよりも立ち回りが上手いんですよね。
そしてTakerの人たちは自信持って将来の話や展望について話す傾向があるので、周りからのウケは意外にもよかったりします。
将来や自分のことをきちんと見つめて情報提供できていないBottom GiverがTakerよりも苦労するという立場にあるというなんとも残酷な話です。
どんな人がTop Giverになれるのか
Top Giverは自分が他人の助けになるような情報発信を市営ながら、自分にとっても利益がつながるような「仕組み」を作ることができます。
一番わかりやすい例で言えば、起業家で有名な前澤社長。
彼はTwitterにて日々情報発信をしているほか、様々なメディアでの露出もあり人気を博しています。
今年の正月話題で有名な「1000人に100万円お年玉プレゼント企画」
前澤さんは「100万円で皆様の人生がよりハッピーになりますように」と、
Giverとしての頂点を極めたような活動をしています。
一見すると、
「彼はお金持ちだからそこまでのGIveができるんだ」
と思うかもしれません。(もちろんお金持ちですがw)
しかし、この100万円お年玉企画は、前澤さん自身もメリットがあるような仕組みになっているのです。
実際にこの話が話題となって各地メディアが大きく取り上げ、Twitterではわずが2日で230万リツイートもされるほどの影響力を持ちました。
その斬新で奇想天外な活動によって、起業しているビジネスにも大きな反響を呼ぶことで彼自身の収入を大きくあげる影響をもたらします。
そして、10億円以上の価値を見出すことができるんです。
これこそが、本当の意味でのTop Giverになる人たちなんです。
本当の意味のGiverになるには
自己犠牲にならない、真のGiverになるには…
- 純粋に自分がやりたいこと・ワクワクすること
- 人を頼って、周りの人もGiverに
- 自分から大人になって、Takerから脱出
- 目先のことではなく、全体の視野を持てるように
これらのことを意識することが非常に重要です。
簡単にTop Giverになることはやはり難しいです。
自分が良かれと思って他人の助けになっていても結局自分の成果につながらなかったという事にならないように、
「この Giveは本当に役に立って自分の成長にもつながるかな?」
ということを考えるようにしていけば、きっとTop Giver になるチャンスが来ると思います。
相手に伝わるアドバイスをするには
アドバイスとは、「相手のためになる言葉をかける」という意味です。
調べたところ、アドバイスには主に5つの用途があります。
それがこちら。
同じ「アドバイス」という言葉でもこんなにいろんな意味あかくされているんですね。
とはいえ僕たちがよく使用するアドバイスはだいたいが「忠告」と「助言」でしょう。
人に何かアドバイスをする時に、その内容や仕方によって相手側の気持ちの受け取り方は全く変わって来ますよね。
上手にアドバイスできる人ほど、人から信頼もされます。
しかしそうは言っても相手に上手にアドバイスをすることは決して簡単ではありません。
今回は、「相手に伝わる」アドバイスの方法を紹介します。
【誰でも否定は嫌い、恐れる】
当然といえば当然ですが、誰しも全て否定的に叱られたり意見を言われていい気になる人はいません。
特に社会人の否定の仕方は容赦無く、その言葉一つで心を気をつけてしまいかねないのです。
否定から入る
↓
心が落ち込む
↓
また否定されないようにと気を使う
↓
本来の力が出ない
まるで負の悪循環ですね。
自分から望んで厳しく指導してくださいとお願いされたならまだしも、望んでもいないのに全て上からきつく否定的な意見を言われたら、もはやアドバイスと感じなくなるでしょう。
そして「恐れる」という側面も問題なのです。
否定することに恐れるようになると、
その人に否定されないような行動だけを取ろうという気持ちが働きます。
それは本来の自分ではなく、その人に怒られない、否定されないために造られた偽りの自分なのです。
そんな状態になってしまっては、お互い信頼して物事を進めることはできません。
自分を否定されないような自分を、まるでもう一つの自分を生み出してしまいます。
そんなことは自分でもしたくないし、相手にされたくもありませんよね。
【叱ると褒めるのサンドウィッチ】
では実際にどうしたらお互いの信頼を築けるアドバイスになるでしょうか。
簡単にいえば、
否定と肯定の順番を逆にすることです。
日本人の多くが最初から否定的なアドバイスから入りがちですが、あえて最初に相手を肯定することから入るようにします。
そして相手が直すべき部分、気をつける部分を的確に伝え、最後は励ましで終わらす。
これが一番効果的なアドバイスの仕方だと思います。
つまり、
褒める→注意する→褒めるのサンドウィッチ
真ん中に一番指摘したいポイントを入れておけば、その人を直接傷つけることのなく、自分の意見もはっきりいうことができますよね。
最初から厳しい指摘から入ると相手は萎縮してしまいますし、最後に否定で終わると後味が悪くなります。
「飴と鞭」のように、全体のバランスをしっかり整えて相手にアドバイスをすることで、相手の受け取り方の気持ちが変わってきます。
【終わりに】
人望の厚いリーダー的な人は、相手を卑下しません。
そして、人と比較もしません。
あくまでその人の立場を考えた言葉を選びます。
アドバイスの仕方で、よく相手と比較するようなアドバイスをする人がいますが、それは逆に個人の尊厳を傷つけてしまいかねないのでよろしくありません。
「〇〇くんはこんなに成績がいいんだからもっとあなたも勉強頑張りなさい」
結構家族内や兄弟間で言われる言葉ですが、これ一番やる気が削がれるアドバイス方法です。
先ほども言ったように、できる人のアドバイスは相手を比較しないのです。
もし比較するとするならば、「過去の自分」を比較します。
そしてその方法は先ほどのサンドウィッチ法です。
誰にも思いつかない鋭利な指摘や、エスパー並みの高レベルなアドバイスをする必要はありません。
今までのアドバイスの仕方の「順番」を、変えて実践してみましょう。
きっと相手から映る自分が違って見えてきますよ。
「ドレスアップ」日本とアメリカのファッションの価値観
皆さんはアメリカのファッションって聞かされたらどんなイメージを浮かべるでしょうか?
結構タイト目のノースリーブやグラサンをよくかけている感じありますよね?
普段のテレビやファッション雑誌に写っているあの「アメリカン」な感じのファッションに憧れるひとも少なくないと思います。
けれどそれはあくまで女優やモデルの人の話。
では実際の生活ではアメリカ人のファッション、とりわけ「ドレスアップ」のコードはどんな感じでしょうか?
私が今ちょうどアメリカに留学しているので、日本とアメリカのファッションの違いやその価値観、そしてそのリアルを今回紹介します!
「ドレスアップ」と言う概念
そもそもドレスアップとはどう言う意味でしょう。
ドレスアップ=服装規定
→社会の中のさまざまな場所と機会、また行事や催し物、パーティやディスコなどの場面で当然、その場面でしかるべきとされる服装のことをいいます。
この時私はドレスアップと言ったらこんな感じのしっかりとしたオシャレをしていくものと考えていました。
私はある日ホストファミリーに
「ホームパーティーを家でするから一緒に参加しない?」
と誘われたので喜んで誘いに乗りました。
ですが前日に私のホストマザーが、
「明日は男性も女性もドレスアップをしてくるきれいな服を着てちょうだい」
と言われました。
初めてのホームパーティで緊張もしていたのにさらに服装も気にしなきゃ行けないのか?!私の頭の中で想像したのはこんな感じ。
完全に私の頭はパニックになりました。さらに来る人数は20人くらいくるというのです。
やばい、、
どうしよう、、
アメリカに来たばかりでそもそも服なんてそんなにありませんでした。
ここはしょうがないから腹を括って私が普段日本の大学に着ていっているようなごく普通の服をきてパーティ直前にホストマザーに謝りに行きました。
すると、
“あら、可愛いじゃない”
と言われました。
ええええ?!?!?!?!いいの?!?!
そしてパーティをしている部屋に向かうとみんな私と同じような格好をしていました。
そして普段は家の中でバスローブで歩いていたホストファザーも襟付きのポロシャツを着ていました。
そう、アメリカの”ドレスアップ”とはこのことです。
普段、日本で大学に通うときや少しお出かけをする日とかは、
(今日はなに着て行こう…)
(この組み合わせはダサいな)
なんてどんな服で行くのか特に女性は悩みますよね。
ですがアメリカの女子大学生やちょっとアウトレットなどにお出かけなんて時はフィットネス用のレギンスを履いています!
レギンスはこんな感じのタイツやストッキングのように脚にフィットしたボトムスのことです。
アメリカではこれがものすごく流行っています。
そもそもスタイルを気にする日本ではジョギングするときでさえもレギンス一枚で外に出る人は少ないですよね?
ですがアメリカではスタイルなんて一切気にせずレギンス1枚にパーカーだったりTシャツ1枚でみんな過ごしています。
スタイルを気にせずありのままの自分をさらけ出せるのは素敵ですよね!
【まとめ】
今回は私のホストでの実体験からアメリカのファッション感覚の違いについてお話ししました。
特に「ドレスアップ」と言われる内容でも、日本とアメリカでは価値観がこんなに違うんだと言うことに驚きました‼️
高いコーデを買って、普段以上にブランド物で固めてTPOをわきまえた服装を整えてくる、、、そんな堅苦しいイメージの「ドレスアップ」と言う考えは、アメリカに来てからどっか遠くに行ってしまいました。
国や地域が違うことでこんなに考え方が違うんですよね。すごく勉強になりました。
もし皆さんがアメリカに旅行とかするときには、無理にファッションを決めてこずに、ラフな感じで来ても大丈夫だと思います!
ファッションとは自分を表現するあなただけの舞台です。
さぁ、今日はどんな服装でお出かけしょうかな?