「Giverになることが大事」と謳う人ほど三流なのはなぜ?
Give & Take。
与える人と与えられる人というこの言葉は今の時代どこでも聞くようになってきました。
Giver(与える人)とTaker(与えられる人)の2つに分類でき、ほとんどの人がこれのどちらかに当てはまります。
TwitterやYouTubeが盛んになってきて、多くの人が、
「Giver(与える側の人間)になれ!」
という言葉をよく耳にしますよね。
確かに情報を提供するインフルエンサーは、情報をもらうだけの受動的な人よりも価値を与えているように感じます。
しかしGiverの考え方を間違えてしまうと、Takerよりも価値のない、無駄足にすぎないことにもなり得るんです。
そんなGiverにはなりたくないですよね。
今回は本当の意味でのGiverになるために必要なことについてまとめました。
損するGiver(Bottom Giver)と得するGiver(Top Giver)
基本的にGiverとは「与える人」ですから、仮に物やお金でなくとも、友達などに相談に乗ってもらった時のアドバイスや情報なども一種のGiverです。
しかしその中でも、
「損するGiver=Bottom Giver」
「得するGiver=Top Giver」
の二つに分類することができます。
主な違いは何かというと、
そのGiveに自分に帰ってくるリターンポイントをきちんと設計しているか否かです。
相手のためになる助けをして価値提供ができたと同時に自分もリターンとして利益につながる、言わばWin-Winの関係を作れる人はTop Giverです。
調べてみてわかったのは、意外なことにもBottom Giverに関してはTakerよりも下の位置に属しているのです。
「あれだけ重要な情報を提供したのに、、、」
と言った経験をする人も多いかと思いますが、
その人たちは自分に帰ってくるリターンを考えずにただGiveをしまくっているケースが非常に高いです。
ただ「いい人」という枠組みから超えられず、
自己犠牲の精神で一方的に与え続けている人たちをBottom Giverと言います。
悲しく見えますが、この立ち位置にいる人たちは実は非常に多いんです。
性格が真面目で気配りが良い人たちが陥りやすい領域でもあります。
TakerがどうしてBottom Giverより位置が高いのか
Takerは基本的に与えられたものを奪う、あるいは貰う立場です。
一見すると自分にリターンがなくてもGiverであり続ける方が立場は上のような感覚がしますよね。
しかしTakerの人たちは効率よく情報を手に入れようとする力があります。
だから自己犠牲で全責任を負担するBottom Giverよりも立ち回りが上手いんですよね。
そしてTakerの人たちは自信持って将来の話や展望について話す傾向があるので、周りからのウケは意外にもよかったりします。
将来や自分のことをきちんと見つめて情報提供できていないBottom GiverがTakerよりも苦労するという立場にあるというなんとも残酷な話です。
どんな人がTop Giverになれるのか
Top Giverは自分が他人の助けになるような情報発信を市営ながら、自分にとっても利益がつながるような「仕組み」を作ることができます。
一番わかりやすい例で言えば、起業家で有名な前澤社長。
彼はTwitterにて日々情報発信をしているほか、様々なメディアでの露出もあり人気を博しています。
今年の正月話題で有名な「1000人に100万円お年玉プレゼント企画」
前澤さんは「100万円で皆様の人生がよりハッピーになりますように」と、
Giverとしての頂点を極めたような活動をしています。
一見すると、
「彼はお金持ちだからそこまでのGIveができるんだ」
と思うかもしれません。(もちろんお金持ちですがw)
しかし、この100万円お年玉企画は、前澤さん自身もメリットがあるような仕組みになっているのです。
実際にこの話が話題となって各地メディアが大きく取り上げ、Twitterではわずが2日で230万リツイートもされるほどの影響力を持ちました。
その斬新で奇想天外な活動によって、起業しているビジネスにも大きな反響を呼ぶことで彼自身の収入を大きくあげる影響をもたらします。
そして、10億円以上の価値を見出すことができるんです。
これこそが、本当の意味でのTop Giverになる人たちなんです。
本当の意味のGiverになるには
自己犠牲にならない、真のGiverになるには…
- 純粋に自分がやりたいこと・ワクワクすること
- 人を頼って、周りの人もGiverに
- 自分から大人になって、Takerから脱出
- 目先のことではなく、全体の視野を持てるように
これらのことを意識することが非常に重要です。
簡単にTop Giverになることはやはり難しいです。
自分が良かれと思って他人の助けになっていても結局自分の成果につながらなかったという事にならないように、
「この Giveは本当に役に立って自分の成長にもつながるかな?」
ということを考えるようにしていけば、きっとTop Giver になるチャンスが来ると思います。